春かしら？

ようやく、暖かくなる？のかしら？

大阪の実家に帰っておりました。

昨年の夏に母親がリューマチの検査から超初期の肺癌が見つかった。

手術までしたのに、私は九州で本番。高校の友達が術後、側にいてくれた。

何の役にも立てず…しかし、こんにゃく座の文化を応援してくれている両親は私が公演で忙しい事に関しては一切文句を言わなかった…。

しかし、
『何の役にも立たない娘を産んだこと』を自分で嘆いていた(笑)

今さら東京には住めないという両親。
今さら大阪には住めないという一人娘。勿論、両親は大阪に帰ってきてくれとは言わない。
まだ二人で一応元気だからなあ…。


難しい問題である。

座員の中にも年老いた両親の世話に苦労しているお年頃が増えている。


人生半世紀、自分の今の一番の望みは何か？と母親に尋ねられた。

こんにゃく座の経済が好転すること…である。

なーんて考えるのは年度始めに予算を立てた直後だけ(笑)

ピノキオの本番が始まり、肉体労働者になった途端、お金の事も親の事も何も考えられない。

身体を維持するだけで精一杯である。

稽古場はすでに銀のロバが始まっている。久しぶりに本公演から離れる！

冷静な目でこんにゃく座の新作をみたいものだ！

写真は春に紅葉するとぼけた実家のモミジと母親。

親父の大阪府立北野高校のお友達と夫人たち。

84歳万歳である！