今回の「百花連唱歌います」という、ソングコンサート、全45曲、ボリュームたっぷりで聴いていただいた。
お見送りにロビーに出た時のみなさんは、すごく、よかったと声をかけてくださった。
なかでも、高校の同窓会で知り合った先輩が、はじめてこんにゃく座を観にきたのに
「予想を越える素晴らしい舞台」
と言ってくださり、感激だ。
ソングって・・・本当にその人となりを現してしまう。
ひとりひとりが裸になって歌ったようなものだ。
そのひとりひとりが固まってソングの合唱をする。
それぞれの想いを合わせながら、それぞれの想いを主張する。
リーダーは大石さんだが、決して断定はしない。
その分、不安だが、その分、自由だ。
まさにロルカの新しい歌だ。
座はひとりひとりの歌はつたないけれど、それが重なると大きな力になる。
その事を証明したコンサートだったと私は思う。
そして今回の最大の喜びは、光さんの伴奏でこれだけのソングを座員全員で歌えた事だ。
私は入ったばかりの頃、「ねがい」を歌えるようになることが願いだった。
40歳の自分のコンサートの時に「ねがい」を人前ではじめて歌った。
今回のコンサートの最後に光さんの伴奏で「ねがい」を合唱した。
タイトルをさとみが言った時点で泣きそうになった。
ピアノの間奏で光さんがアドリブをして盛り上げる。
光さんを見ないで自分の想いにはいると号泣しそうになるので、光さんを見る。
再現部にもどり、またお客様をみて歌いだしたその時、知ったお顔がみえて・・・。ああ、やっぱりダメだった。
舞台上で泣いてしまった。ごめんなさい。
人生は辛い苦しい事がたくさんある。
だけど、私にはこうやって歌える場所がある。仲間がいる。
こんにゃく座で生きていかなければ・・・。
座は今、どんどん先へ進もうと増々ギアをあげている。
その為に見失ってしまう事もある。
だけど、このたくさんの歌に出会えた事は見失わない。
私はこんにゃく座で歌い続ける。
ちょっとセンチメンタルになって恥ずかしくなってきたので、楽屋うらの面白い写真を。
色々なソングに合わせて衣装を変えたので、急ぎの人は舞台の真裏の廊下が楽屋に。
なぜか、たまたま、早替えばかりしなくちゃならなくなった人の衣装のセッティング。
結果がこれです。「ぎょうざの夢」に変身中。
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オペラシアターこんにゃく座 岡原真弓の魂
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