ヘカティーさまは言いました。
「シーバスいかが?」
ホステスたちは言いました。
「やっぱ、肉でしょ」
このヘカティーの写真はマクベスの稽古中、おぺら小屋の写真を撮った時にらんさまに撮っていただいた写真。
肉達はビバリー日記前回のつづきの話。
さてさて、稽古場を明け渡した注文組は宿河原の焼き肉屋に全員で行ってしまった。もちろん声のでなくなったひとりの紳士も。
そこで焼き肉の焼き方談議。
色々な種類をいっぺんに焼く。
一つの種類だけ焼く。
鉄板にまんべんなく置いて焼く。
鉄板のまわりに並べて焼く。
あ〜だこ〜だ、大騒ぎ。
タン塩から焼くのは全国共通。
早々に白ご飯を頼むのは、若者と行った時の技。
(若者を肉だけで満腹にするにはすごい金額になってしまうから)
みんなで焼き肉って本当に美味しい!
「や〜っぱ、焼き肉でしょお!」
マクベスで初の魔女役をやったエキゾチック美人が、満面の笑みで言った。
これも、また私の「幸福」である。
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大劇団こんにゃく座は只今三班に別れて稽古をしている。
まげもん組はキラリ富士見の劇場で、注文組はこんにゃく座宿河原Aスタジオで、どんぐり組はBスタジオで。
まげもん組の暑苦しい人たちがいない宿河原は、結構淋しく、毎日ローソンのおにぎりをお茶漬けにして静かにくらしている。(わけわからなくてすみません。)
しかしながらBスタジオというのは、かなり狭く、ましてどんぐり組は物凄い勢いで稽古しているので空気が沸騰している。
どんぐり組の一郎くんが、注文組に訪ねてきた。
「すみませんが最後の通し稽古の時だけ、場所を交換してくれませんか」
ひとりの紳士が答えた。
「いいですともいいですとも」
その声は疲れ果てていた。
注文も物凄い勢いで稽古していて、特にその日はひとりの紳士は朝からレッスンをして(前日も)、疲れ果てているのに、昼からの注文の稽古で、音楽監督が
「この歌はもっと晴れやかに元気に歌ってほしいんだけど」なんてことを言ったもんだから、物凄い声で歌って、突然声が無くなってしまったのである。
音楽監督は、紳士以外の若者にむけて言ったのに・・・。
ってな訳もあり、注文の稽古はお休みにして、どんぐり組に場所をゆずりました。
でも、装置はそのまま置いておいたので、「注文の多いどんぐり」状態になりました。なが〜〜〜〜い説明で失礼しました。
それにしても、各チーム新しいキャスティングで、かなりお楽しみ!
で、休みになった注文組は栄養補給に!
つづく・・・。
お陰さまで、クラブマクベス千秋楽をむかえました。
マクベスというお芝居はイギリスでは絶対お祓いしないと駄目な作品らしいのに
私達は途中から盛り塩をするという、間抜さ。
その上、この盛り塩もてんこもりにしてしまったり・・・。
しかし、大きな事故は無かったのでヘカティーさまの力で魔物は吹き飛ばしたのでしょう。
ちなみに「ヘカティー」というのを調べると、酒盃に潜んでいてそれを覗き込んだ者を引きずり込む神様(悪魔)らしい。なんと、ぴったりな・・・。
しかし、マクベスの原作にこのヘカティーという魔女がなぜでてくるか、ちょっと不明なんですよねえ・・・。
それが高瀬さんのヘカティーはちゃんと出て来る意味があります。
このクラブのオーナーなのです。
なのに、私の母親には
「あんたが出て来る必然性、ぜんぜんあらへんなあ」と、言われました。ははは。
この日記を読んでいない方々が、終わって楽屋にやってきて、
「心配したよお、倒れたんじゃないかって、そしたら物凄いものでてくるしさあ」などと・・・言われたり。
いやあ、歴史に残る出演の仕方でした。
一番可笑しかったのは、田中さとみに
「おかてぃー」とか「へかはらさん」とか呼ばれた事かな。
さとみめえ!君はたぬきだけではなく楽団員という役をやるんだよ、楽長さまにいじめられるのを覚悟あそばせ!ふふふ!
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