[PR] ブライダル 大魔女ビバリー様のお部屋 忍者ブログ
Admin*Write*Comment
大魔女ビバリー様のお部屋
[27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さあ!いよいよ金色夜叉始まります。
スタッフのお力で、昨日のうちにゲネプロができて、本日の初日は軽く稽古だけで本番に向かいます。

と、いうことで役者の集合は12時。

朝「カーネーション」を見る為に起きた岡原は、その後弁当を作っても時間があり、掃除機かけて、食材の買い物までしても、一番に着いてしまった。

自分の着物の紐にアイロンをかけて、しばらくすると、貫一がやってきた。

自慢のアイパッドでチケットの整理をしている横で、お弁当のお好み焼きを食べる宮の母です!

さあ!いざ出陣!

天国にいる、演出の元さん、衣装の八重田さん、そして光さん、しっかり見ててくださいね!



PR




「こんにゃく座のオペラ」と題した40周年記念誌がやっとできあがった。
そろそろ、おきゃくざまのお手元にも届いた頃だろうか・・・。
お待たせいたしました。

座員にも配られたのだが、ずっと金色夜叉の通し稽古だったので、なかなか読めなかった。

が遂に一昨日の夜、稽古場のバラシが終って、会議して呑んで家に帰って、ついつい57作品が納められている240分のDVDを見出してしまったら・・・案の定、夜が明けてしまった。
ああ、懐かしい・・・。

 
投稿してくださっている文章も素晴らしく、ありがたい。・・・ああ、きりがなく・・・。

手前味噌ではあるが、これは単なる記念誌ではなく、日本オペラの歴史です。本当に!凄い本です。


が、しばらく、読みません!!!金色夜叉やんなくちゃ。


しかし、光さんがこんにゃく座とどう関わってきたか、どういう文章を書いてくれたか・・・再録されたものだから、勿論何度も読んできたものなのだが、あらためて、ありがたい。

彼は音楽だけでなく、本当に文章も素晴らしい!!


それは萩京子にも言える事だ。

歌を作る人というのは、言葉と密接につながっているのだ。

光さんの書いた「学校公演は砥石だ。」という文章が好きだ。
芸を磨く砥石であるという考え方がこんにゃく座である。
そうだ!だから、私はこんにゃく座にずっといるのだ。
荒らしてしまうことだってある・・・けれど、荒らしつつも磨く。

「声と言葉の日常自然体、そして物語を伝えようとする強い意想の発散」

すごおおおおおい!!!!!
あらためて、本当にそうだ!!!!!
光さんって凄いなあ!!!!!

という事できりがないので、そろそろ寝ます。
明日からは(正確には今日)パブリックシアターでリハーサル。
強行スケジュールだけどがんばります。

学校公演で磨いた技をお届けしなければ!

なんだか、こう考えると、光さんはずっと一緒にいてくれますね。

きっと、全国でこんな風に思っているひとがたくさんいらっしゃると思います。
だから、みんな、泣かないでがんばりましょう!!!
永遠不滅だ!

因に2月8日の徹子の部屋、追悼特集で、光さんの録画流れるみたいです!










光さんが天国へ行って三週間が過ぎた。

光さんとは毎日会っていたわけでもないし、その上彼の作った歌はずっと側にあって、彼の喪失を未だ感じられない。

しかし、もう二度と会えない。

光さんを初めて認識したのは小学校三年生の時。
アコーディオン教室での終了演奏で林光作曲「たたかいの中に」の伴奏をした。

光さんと初めて会ったのは20歳の頃、大阪で。
尼崎ピッコロシアターでレクチャーコンサートみたいなのがあって、親父と一緒に行った。その時に親父が光さんに紹介してくれた。

親父は光さんの3つ年上。光さんが20歳の頃に大阪のうたごえ運動の関係で知り合っていた。

大阪でうたごえの大会があり、そこでピアノを弾ける人を探していた。
ちょうど、東京からフルートの林りりこの伴奏で青年がきているので彼に頼もうという事になったらしい。
親父はその青年に会の主旨を述べて、そこで自分たちが常々歌っている「たたかいの中に」を伴奏してもらいたいと頼んだ。
その時に、この「たたかいの中に」という歌は「まるえあきら」という人が作って、大変素晴らしい歌で自分たちがどれだけの思いを込めて歌っているかを、とうとうと述べたらしい。

その青年は静かに話を聞き終えて、にやっと笑って、
「まるえあきら」というのはペンネームで、その歌を作ったのは自分だという事を言った。

ちなみに、まだ芸大生だった光さんはそういう活動の為にはペンネームが必要だったらしい、そして何故「まるえあきら」なのかというと、マルクス、エンゲルス、昭和のあの人からとったらしい・・・なんとも洒落ている。

20歳の私はそのレクチャーコンサートにどういう感想を抱いたか、覚えていないが、24歳でその林光が関わっている「こんにゃく座」のセロ弾きのゴーシュの京都公演を観に行く事になる。

「ここが居場所だ」と思った私はすぐに東京に出てきて、こんにゃく座におしかけた。

こんにゃく座は林光が主催しているものだと思っていた。

光さんは座員ではなかった。
そして先生でもなかった。
座付き作曲家だった。

若い座員からも「光さん」と呼ばれていた。

入座が決まって、白墨の輪を観に行った時にロビーにいた光さんに
「今度、こんにゃく座に入る事になりました、大阪でお会いした岡原です。」と挨拶しにいった。
「自分の友達の娘がはいる年になったんだなあ・・・」
と言われたのが印象的だった。
つまり、光さんにとってこんにゃく座は若い自分の活動だったのだろう。

それから、光さんのたくさんのオペラに出してもらった。

白墨の輪から始まり、十二夜、ハムレットの時間、森は生きている・・・。

白墨の領主夫人の役で「どんな領主夫人にしたらいいですか?」と質問すると、「それは曲に書いてあるからさあ」と」言われた。

蜘蛛とナメクジと狸の蜘蛛の役をやったとき、初めて、「役」というものが掴めた。光さんの細君、和加子さんが「岡原は離婚したから良くなったのね」と言っていた。笑えた。

セロ弾きのゴーシュの楽長でフランスに行ったり、変身の下宿人でプラハに行ったり・・・。

あの作品で、この作品で、あの歌で、この歌で私は歌役者としての階段を一歩づつ登ったり、踏み外したり、駆け上がったり、立ち止まったりして生きてきた。


今の私の身体の半分は光さんの歌の中で生きた事でできている。

光さん本当にありがとうございました。

これから先、立ち止まると、光さんはきっと天国から
「だからさあ・・・曲にそう書いてあるからさあ・・・。」
と言うのだろう。

思い出、作品、たくさんありすぎて、本当になんだか・・・全然・・・いなくなったと思えない・・・。
















明けましておめでとうございます。今年はフラッと立ち寄った「お初天神」でおみくじひいた。

末吉。

傲らず、引き締めて行け!ってことかな?






大阪のど真ん中にあるお初天神なのですが、産まれて初めて行った。

呑み屋に行く前に時間があったから、きまぐれに。

四年に一度のオリンピックの年に、わたくしの行っていた池田高校3年11組の同窓会が行われる。

その会合の前に。


その時から若かった担任の中田先生は、益々若くなり、我々のほうがくたびれている感じ。

やっぱり体育の先生だからだろうか?

しかし、この先生には随分怒られた。

マラソンをワープとかいってショートカットして帰ってきたのがばれて、進級させない!と言われた。終業式にだしてもらえず、春休みに補講があって毎日走らされた。
そしてほっぺたをビンタされ、先生が如何にマラソンを大切にしているかを切々と語られた。

私達にとって大切とかでなく、先生個人にとって大切だというのである。

これって、もしかして、私の人生に大きく影響しているような気がする
自分の一番大切なことは何なのか、それが如何に大切か!

先生と久しぶりに会って、クラスメイトと会って、元気だった自分を思い出して、とても元気になった。

苦しかった2011年を吹き飛ばしてくれた。

私の高校生活に万歳!
そしてありがとお!









おかげさまで、こんにゃく座創立40周年と林光さん80歳を祝う会、無事終了しました。
300人近くのお客様がきてくださいました。


ホテルのパーティー会場でやったにも関わらず、やっぱり仕込んでしまいました。

大石デザイン、忠地、石窪、高野作成の40と80を合体させた文字版、ポスターを組み合わせたものを、ロボットで使っていた青空幕というものの前に吊りました。


開催するか相当悩んだパーティーでしたが、やって良かったと思いました。

私達のこれからの険しい道を、これだけの方々が応援してくださっている事を励みに、歩いて(走って)いこう!と決心できました。

ポラーノの広場を会場の皆さん全員で歌って、光さんにプレゼントしました!



そしてクタクタなのに、翌日は後片付けと全員での会議、忘年会とてんこ盛りでした。





忘年会では、最近入籍した制作の二人にサプライズでお祝いをしたのでした!

なな子、麦、おめでとう!




そんな二人はお正月返上で40周年記念誌の編集です。

え?

記念誌はパーティーで渡されるものでは…。


詳しくは来年!

今年も大変お世話になりました。
よいお年を!
  • ABOUT
オペラシアターこんにゃく座 岡原真弓の魂
Copyright © 大魔女ビバリー様のお部屋 All Rights Reserved.*Powered by NinjaBlog
*Template by Kaie
Graphic by pH
忍者ブログ [PR]