こんにゃく座稽古場のある宿河原の桜も、あっと言う間に終ってしまった。
今年はお花見を計画する余裕もなかったなあ。
でも、ある夜、稽古の帰りに一人で川沿いを歩いていて、缶ビールを買ってこなかった事に後悔していたら紙袋をいっぱい持った浮浪者的な男が缶ビールを持って歩いている。
ん?????
とみやんだった。
二人で缶ビールで花見をした。
因みにとみやんの持っていた紙袋は、お友達が三陸沖にボランティアに行くという事で、でその救援物資を座員から集めたものだった。
この写真は稽古場でなっぱさんの歓迎会をした時の写真。
なっぱさんって、すっかり座員と混ざり合って、本当にチャーミングな人。
私はなっぱさんとは自由劇場に出た時に初めてご一緒した。
その時から、女優なのにえばってないし、言う事がすごくかわいい人だった。
今回の変身の女中役は、本当に絶品。
この女中という役は変身の中で三人登場するのだが、ひとりひとり、大切な役割を担っている。
なっぱさんのやる三番目の女中というのは、それまでの空気をがらっと変えなければならない。
前任の石川貴美子はそれを力強いもの凄いパワーでやってのけた。
なっぱさんは、ふわっとした、ある種素っ頓狂なパワーで空気を変えてくれる。
歓迎会の準備をやっている横では、演出部がバミリのデーターをとってくれている。
舞台監督の凡平さんは、黒テント出身なので、なっぱさんとも仲良し。
この変身という作品には凡平さんの溢れる思いがある。
舞台装置を美術家なしで元さんと二人で考えた。
座の倉庫の事情やらで初演の装置を廃棄した事をずっと怒っていらっしゃる。
今回は、元さんの形見としてずっと置いておきますね!!!
ところで、変身の出演者は10年選手が一番若手。
って事で、今のこんにゃく座には珍しい静かなお茶場である。
そして、お茶場での会話は、健康的な食べ物、原発への怒り、病気について・・・など、しぶ〜〜〜〜〜〜〜〜い会話なのだ。
一方、稽古を見学するのは、若者。
変身の作品の偉大さにおののいている。
反面、なんとも和やかに、稽古が進んでいる事にもおののいているようだ。
ある意味だらだら・・・いえいえ、ゆったりと・・・。
そして、いよいよ、今日から劇場で仕込み。
北とぴあにて演劇鑑賞会の皆様に観ていただき、幕をあける。
そのあと、名古屋に行き、
5月2日3日と渋谷のさくらホールにて、こんにゃく座主催公演。
世の中がざわざわしているせいか、チケットの売れ行きが悪い。
どうぞ皆さん、海外で栄養をもらって、新しいメンバーでパワーアップしている2011年の変身、お見逃しなく!!!
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