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大魔女ビバリー様のお部屋
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2011年のあの日、私達はピノッキオの公演期中。 翌日の長野公演に向う途中だった。 こんにゃく座はこちらの事情で公演をとりやめた事はない。 とにかく長野に辿り着かなければ・・・と考えていた。 私は東京駅で足止めでちゃっかり大きなホテルのロビーで眠らせてらったが、翌日公演の中止が決まり帰宅してニュースをみて愕然とした。 まさかの状況だ。 気仙沼のあの駅、大船渡のあのホテル、そして福島の海沿いの地域。 みんなお世話になった所だ・・・。 今年のこの日の14時46分、北区のピノッキオ公演の開場中。 みんなでお茶場に集まって黙祷した。 ロビーから元気な子供達の笑い声が聴こえる。 私達はずっとこの笑い声の為に歌わなければならない。 たくましく! と、言う事で?子供劇場恒例の小屋食。ピノッキオのポテトサラダ。 ピアニスト真理子さんと。 ウインナーの鯨をパクリ。 ジェペットじいさんもパクリ。 農夫もパクリ。(自分は女神だと思っている人) ピノッキオもパクリ。後ろからにらんでるのは今回マネージャーで来てくれている猫の国のお客様。 本番中、ジェペットじいさんがピノッキオと再会して自分が船で遭難した事を語るシーンで、勝手に色々思い浮かべてしまった。 ピノッキオくんの 「こうして会えたんじゃないか!一緒に海に飛び出して逃げよう!」 という言葉がいつもより心にしみた。 そして最後は、4人の役者みんなでピンピン海を泳ぎ続ける。 秀逸な演出だ。 来週は中野ゼロホール。そして福島の猪苗代。 ピンピンピン足あげてピン、のんのん呑気に行こう。 きっきっきっきっきまぐれさ、おっと危ない気をつけろ。 ピンピンピンピン、ノンノンノン、キッキッキッ、オっと。 ピ・ノ・キ・オ! いい詩だなあ。
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福島子供劇場さんに呼んでいただいて、福島テルサというホールで公演した!

私は震災後、始めて福島に行った。

週末疎開と言って土日は県外に出る
子供達が多いそうだ。

そんな中で福島子供劇場さんは新規の会員も獲得し、私達を大歓迎してくださり、多謝多謝!

終演後のロビーで、1歳7ヶ月の子供を一番下に、4人の子供と見てくださったお母さんが、
「言葉にならない感激です」
と言ってくれた。

その涙にこちらも涙…。

片付けも終わり、主催さんに、

「大変な状況なのに呼んでくださってありがとうございました。」
というと、

「こちらこそ、来てくださってありがとうございました。やっぱり本物でした!」
と言って頂けた!


夜は呑み屋で復興支援!(って、ただ呑んで暴れただけだが)

楽しい福島だった。






チャリンコの後ろの籠に怪しいポスターを張って、疾走するのは、葛飾キャンディーズ。(旧いか!)



シンフォニーヒルズにふさわしく、モーツアールトさまの巨像!

ここは葛飾シンフォニーヒルズ。
毎度おなじみってくらいたくさんの作品をやってくださっている「かつしか子供劇場」さんの主催公演。

ここは、かつて光さんが芸術監督をやっていた劇場である。

その縁で、「どんぐりと山猫」の参加型を公演した。









わあ!あの時のどんぐりっ子だった子が凛々しい青年に!
きゃあ!




こんにゃく座はよく食べる!って事で、今日の小屋食は「ビーフストロガノフ」
おしゃれなトッピングの方法を絵で解説してのごちそうでした。
もちろん、いってき漏らさず頂きました。
美味しかった!

おかげで、元気に舞台を務めました。

桟敷席を作ったおかげで、子供達がぐっとのめり込んでくれました。
おもちゃの国に到着したら、飛び出して舞台に入ってきそうになりました。
ロバの駆け引きも、「1970円」とか、具体的な数字が飛び出し、爆笑。
そして、ピノッキオくんが金貨を埋める所では
「完全に騙されてる!!!!!」と、野次が飛びました。

こういう反応って、何よりのご褒美です。





終ってから、青年どんぐりとデ−トしようとしたら、試験前という事で、あきらめ、代わりにお母さんたちとめちゃ呑みで盛り上がったのでした。ははは。

いつか、この青年とデートするぞ!!!!!



恐るべしこんにゃく座、金色夜叉という超和物のあとは、森は生きている(ロシア)と、ピノッキオ(イタリア)に突入しています。

わたくしは、ピノッキオ組!

初代ピノッキオ君が舞台監督としてやってきて、超、引き締まった稽古を過ごし、明日本番!

稽古場に、縁あってご近所のチビッコが観にきて、まあ、その集中っぷりに励まされたり…。


出演者21人から、出演者5人!


休憩時間も全然違う雰囲気。稽古終了の後など、お茶場は節電で真っ暗だったり…。

2月23日通し稽古の時に誕生日の大石さんが観に来るというので、終わってからカーテンコールと題して、ハッピーバースデーを歌う段取りにしていたら、大石さんは他の仕事でダッシュで帰ってしまい…。


楽しみながら、元気にやっております。








オペラ金色夜叉、無事終了いたしました。
パブリックシアターで公演する時は、いつも、あっという間に終ってしまいます。
東京でのこんにゃく座主催で総動員数は2000人。・・・全国での旅公演の総動員数は凄いのに、世の中うまくいかないものです。ふふふ。
まだまだ知られていないんだなあ・・・。


まあ、それはともかく、今回の本番は、まあ、忙しかった。

とにかく、着物の早替えを何回も何回も・・・。

台本にある役としては箕輪の妻と宮の母だけなのだけれど、元さんの台本と萩京子の作曲は群衆シーンが大切。
自分で勝手に群衆の中でどういう役でいるかを設定して歌う。
必然的に衣装も変わる・・・。

岡原の変化をご報告いたしましょう。

序・カルタ会の主催者、箕輪の妻の役、色留袖に黒い羽織。

3場、熱海梅園・宮の母の役、茶縮緬の着物、紺の羽織。

5場、新橋ステーション・少しぼけたおばあさんの役、大島紡ぎの着物に紫のショール。駅見物に来てお弁当を食べている所をおまわりさんに注意される。家の手伝いの娘が探しに来る。

7場、田鶴見子爵邸・女中役、あねさんかぶりに、たすきにエプロン、大島紡ぎの着物。茶色の足袋に下駄。植木屋の職人にお茶を出しながら、田鶴見子爵の噂話をする。
植木屋の職人は鍋さん、これは宮の父と母役の我々がやっているのが洒落である。

9場、夜の道・小料理屋の女将、大島紡ぎに紫のショール、着物はステーションのおばあさんと一緒なのだが、こちらは腰を曲げずにしゃっきり動くので別役として
いる。あっ、かんざしをつけている。お客様には見えないと思うが・・・(笑)
提灯を持ってお客様を送っているのだが、そのお客様は富山役のうるおさん。
もちろん、違う役のつもり・・・。

10場、富山家・宮の母役、またまた茶縮緬の着物に今度はくろい大きな柄の羽織を着る。宮が富山の家に嫁いだので母の羽織も豪華になっている・・・(笑)

このシーンが終ったら、赤樫満枝役の早替えの手伝い。
満枝役ののぶぶは13場の炎上では行商の女役でその後すぐに満枝役ででないといけないので、着物を重ね着している。稽古中から二人でこういう風に着ておけば要領がいいなど、色々相談した。


13場、炎上・お稽古帰りのお嬢さんの役、からし色のコートにからし色のリボン。コートの下は宮の母と同じ着物であるが、決してこれは宮の母ではないのだ!

14場、師走の路上・バイオリニストの先生役。先程と同じ格好だが、バイオリンを持っているから確実にバイオリニスト!ピアニストの伴奏者の萩千尋と一緒に夜の音楽会に向っている(千尋も楽譜を持っているから明らかにピアニスト!笑)途中で新聞記者のいっくんと出会い、挨拶し、最後におまわりさんのさとおちゃんに道を聞く。この芝居の台詞ではない師走の路上の様子を歌いながらこの芝居をする。これが、金色夜叉の合唱の醍醐味。

16場、間貫一宅・湯屋に行く女の役。宮の母の着物の上に紫の道行きコートをきて、手拭いを持っている。
「金庫ひとつ」「高利貸しをばむさぼり営む〜〜〜」と、通りすぎながら歌うだけ。

これが終ると楽屋まで戻って、ひろかが老婆役から娘役に戻っているのを手伝う。
髪の毛を結って、帯をしめて。

そして、最大に緊張する懐中電灯のシーン!

これは、宮が夢のシーンが終わり、手紙のシーンになる時に舞台の裏で数分で帯を締め直さなければならなくて、裏方のるつとりえが二人ついても、真っ暗なのでうまくいかない・・・という事で私が大きな懐中電灯で照らす。

この後、ほとんどの出演者が裏方となり、襖をとりはずし、欄間も飛ばし、からの舞台で手紙を歌うという段取り。

裏から見ているとまさに一致団結していてなかなか感動的なのだ。


18場、手紙・宮の母役・・・というか、宮の母をやった岡原真弓で歌う・・・という感じかな?この手紙というのは、宮が貫一に書いた手紙ではあるが、元さんと萩さんで出演者全員に割り、歌い継いで行く。
元さんに「昔の人たちが今の人たちに語っているという風に歌ってくれ」と言われた。「愚かなる者はいつまでも愚かで・・・」

私は、宮の次に歌い、みんなが歌い継いで行くのをずっと舞台上で聞いている。
初日、物凄く泣けてきた。初演から17年、こういう形で再演できて、これだけのメンバーでこの舞台を作れた事を実感した。

そして、終演後の舞台挨拶で、萩京子が元さんと約束した金色夜叉の再演ができた事と、光さんを亡くしてしまったけれど彼の日本オペラの夢を我々がかなえて行かなければならないという決意を表明して、襟を正した。

光さん、見ていてくださいね。どの作品をやっても、光さんの意思は入ります。
















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オペラシアターこんにゃく座 岡原真弓の魂
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