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大魔女ビバリー様のお部屋
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ウイーンの劇場は北の外れにあった。
療養所の中にある劇場!って、どういう事かしら?
療養中の人が癒しで見るの?

などと、疑問だらけだっが、それを解明する暇はなく仕込みに突入。

劇場にはちゃんと舞台もあるのだが、あえてそれを使わず、フラットな場所に照明を仮設していく。

まさに体育館の仮設だ!だけど天井にはシャンデリア!

そして、やっぱりどこででも洗濯物を干す。

劇場のスタッフさんはすごく明るくて、優しい。
夜中のばらしにやって来たアルゼンチンのおにいちゃん達は、ガンガンにミュージックをかけてばらしていた。

う~ん、アルゼンチンに行ってみたい。

因みに、写真に写っているロングヘアーのお姉さんは照明でピンスポットを担当してくれたのだが、開場したらチケットのもぎりをやっていたし、終わってからは、乾杯のドリンクを配ってくれていた。
そして、なんと、フォルクスオパーの歌手だった。

歌手が本業なのか?照明なのか?劇場に勤めているのか?

全く謎である。

でも、考えてみれば、ハンガリーで仕込みの時に照明部のさとおちゃんがふざけて

『そこには~まだ歌がない~』

などと歌っているのを聞いて、通訳の方が『スタッフさんなのに、声もいいんですねえ…』と言われたっけ。(笑)


最後の不思議な写真…。
お祈りしている美女…?。

詳しい事は萩さんが書いている座日記の10月3日4日あたりを読んでくださればわかるが、この劇場はナチス時代に子供達の人体実験が行われていた場所だったのだ。
その慰霊のためのモニュメントがこのたくさんの明かり。

犠牲になった子供達が眠るその場所で出発を歌う気持ちは、なんともいえないものだった。



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ウイーンといえば、シュターツオパー、フォルクスオパー!
そんなの、ぶっとばすぜ!って事ではありませんが、随行してくださったお客様からのメールをちょいと掲載させていただきます。

ファンクラブのSさん夫妻からです。


旅日記そして座長の旅日記、二人で読みました。千秋楽はとても盛り上がったの
ですね。こちらまで嬉しくなりました。

 私たちのメールをビバリー日記に掲載されるとのこと、こんにゃく座を盛り立
てることでしたら喜んで。

「深夜、ウィーン南駅で佐藤さんと出迎えてくださり、本当に有難うございまし
た。夜汽車のわびしさと長旅の疲れで意気消沈していた上、これからすぐにホテ
ルが見付かるかどうかと心配していたところに、思いがけないお二人との再会、
とても感激しました。

 魔女の旅日記そして座長の旅日記を拝見しましたが、10月10日のプラハ公
演が盛況だった由、この分では千秋楽も大好評のうちに迎えられたことと思いま
す。今は日本で秋の美酒を嗜まれていらっしゃるのでしょうか。

 カフカゆかりのプラハでの公演に伺えなかったことは、かえすがえすも残念な
ことでした。ただ、ウィーン三泊の滞在、二日とも昼はゆったりとウィーンの散
策、夜はこんにゃく座公演と、ある意味で贅沢な時間が過ごせました。「変身」
の公演は今回初めて拝見しましたが、歌役者、楽師、裏方の力が結集した見事な
舞台を見ることができ、ウィーンに駆け付けた甲斐がありました。ウィーンで見
た最初のオペラがこんにゃく座というのも自分らしいかなと思います。ヨーロッ
パで最初に見たオペラはアヴィニオンの「セロ弾きのゴーシュ」でしたが。

 それにしても最悪地獄というミュージカルの評にはのけぞりました。どんな舞
台か見たい気もしますが、ウィンナーシュニッツェルやターフェルシュピツを、
む~しゃむしゃむしゃ、が~つがつがつ、食べる方が楽しいですね。

 それでは体調にはご留意の上、これからのご活躍を願っております。

 10月14日、パドヴァで」

 以上ですが、筆名は「海外公演おっかけ夫婦」でお願いします。




これがその最悪なる出し物のショーウインドウの前!



正面玄関。





それに打ち勝つ!
ためではありませんが、街頭パレード用の横断幕をお天気の中でせっせと書く大石さん。



モーツアールトさんと手を組んでいるわけではない。
こういう人がウイーンの国立歌劇場の前にうようよいる。なんだかなああああ。
なんだか、コンサートの案内しているとか、全く関係ないセールスもあるらしい。

そんな歌劇場の前でパレードをしようとしていた私達。
道行く人に「この前でやろう!なんて、たいした根性だ!」と、誉められた。

結局、ここでは罰金とられそうなので、移動。



シュテファン教会の前でやろうとしたら、100人くらいのデモがあったので、またまた移動。



ちなみに、このシュテファン教会、外装工事中だとかで、教会の写真の大きな幕が張ってある・・・。なんだかなあああ。

そして、法王庁みたいな所の前でパレードをして、大変、喜ばれた。

肝心な場面や、冒頭のメールの主の写真がない・・・。
そうなんです、写真って暇な時にしか撮れないんだよなあ。

って、事で、メールをくださった方の写真はありませんが、本当にありがとうございます。このご夫婦とはファンクラブのこちらの手続きの不手際で、失礼な事をしてしまい、クレームからはじまった仲。
それが、アビニヨンにも来てもらったし、稽古場開きも来てもらったし、そして、イタリアにいるのにウイーンに来ていただいたり・・・。
そして、いつも、旦那さんと、しこたま呑みながら、音楽を数学的に楽しくお話する!実はこのご夫婦を迎えに行く為に見つけたのがウイーン南駅のカフェレストラン!今、思い出した「ベルベデーレ」って店。
このお店は本当は23時くらいに閉まるのに、結局、明日も行くからといって、毎晩深夜2時くらいまで開けてくれた。

ウイーンの街の観光地的な状態には辟易したが、へんぴな場所では面白い事がいっぱいあった。



ハンガリーといえば!


これぞ!

噂の!

英雄広場でえす。

私はここを大者広場と呼んでいた。
着いたその日に温泉に行き、その帰りに通ってみた。


翌朝、劇場の搬入。
まずは、牽引しているコンテナを切り離しみんなで押して搬入口近くまで。
楽師のみなさんまで必死で押してくださった。
その理由は・・・。


だから、曲がれない!って言ってんのに、運転手バリは曲がろうとする。


その理由はこの人です!
通訳の鈴木れいこちゃん!クラリネット吹き。
性格も超かわいい!


窓からの広々としたながめ。



そして、どこへ行っても洗濯物を干す、こんにゃく座。


ホテルの近くに、動物園があった。
みんなにすごく意外だと言われたのだが、私は動物が好きである。
もちろん、男性のほうが好きだが・・・。
なぜか、外国の動物園はどんななのか、すごく、観てみたくなった。
しかも・・・ひとりで・・・。

しかも、大当たり!

かなりおもろい動物園だった。
蝶を放し飼いにしているブースがあったかと思うと、檻なしでもぐらみたいなのがたくさんいる盛り土があったり、柵を乗り越えられるようにしてヤギのブースに入れるようになっていたり、グレゴールザムザくんのような虫がいる館があったり・・・。
かと思ったら、いきなりばかでかいシロクマが外にいたり・・・。

愛らしいねずみたちを見ていたら、涙が流れてしまって・・・。

かなり、やばい・・・。

外国の動物園で女性一人で泣いている・・・く・・く・・くらい・・・。

しかし、集団でずっといるとたまにはひとりになりたくもなる。

おかげで、かなりご機嫌になり、湖のほとりで一人でお茶したりして、完璧な外国タイムを満喫し、いざ!劇場へ!
ここから劇場へは、あの大者広場を越えてまっすぐ行けばいいだけ。
30分ほど歩いて・・・なんだかおかしい・・・。

40分ほど歩いた所で駅をきいた。

「・・・・」

私の英語がまずいのか、英語が通じない人だったのか・・・。
だんだん、焦ってきたらようやく地下鉄の入り口が見えた。
とにかく乗ろう!
しかし!切符が買えない!販売機にお金を吸い取られる。
きゃああ!もうダメだ!危ないといわれている流しのタクシーに乗ろう!
とにかく3000円くらいのハンガリーの金は持っていた。
もし、それ以上にぼられたら、逃げよう!
こう決心して道の真ん中に飛び出て、乗った!
自分の公演のチラシをみせて指差し!
「あい、うおんと、とう、ごう!でぃす!!!!」
どうも、まったく明後日の方向にまっすぐ歩きつづけていたようだ。

しかし!はい!ぼられずに、ちゃあああんと到着した。



最後の夜。
ホテルの部屋に連れ込んだこの美女!
ハンガリー公演はこの人、桑名さんなしではありえなかった。
お世話になった。
後ろに輝いておられるのが、照明家を魅了した通訳のなおさん。
桑名さんが引き連れた美女通訳さんたちは、みんな音楽家で、変身の舞台をみて感涙してくださっていた。音楽でつながったよね!
もちろん、この夜の男性諸氏はすごい事になった。証拠写真はとてもこの日記には載せられない。うひひ。
東ヨーロッパを巡り、もちろんたくさんの恋人を作ってきました。


ギリシャの画家。クルジュナポカでのバーベキューの夜の出会い。
必死でメールアドレスを入手し、翌日送ったメールの文章。
「イエスタデイ  ベリー  サンクス」
と、書こうとして、
「yesterday berry thanks」
と書いてしまった。日本に帰って、さとみに話すと
「私はいちごちゃんって書いたんでしょ!」と、バカにされた。
ちなみに、このかたの恋人は男性でした。ははは。


バスの運転手「バリ」
私はバリのガジガ!(ルーマニアの俗語で彼女という表現)
と、言ってたのにギリシャの画家と写真を撮っていたので、あんな女はダメだ!と怒っていた。ははは。




ハンガリーの楽器屋さん。
譜面台を借りに行った。本番も見に来て下さったので、私が馴れ馴れしくすると、日本人の女性は可愛いと言って、翌日にお土産を持って来てくれた。
残念ながら奥さんも日本人。


ハンガリーの市場で、お土産のフォアグラのパテを買っている写真。
一緒にいるのはハンガリーのおじさん・・・ではなく、クラリネットの橋爪さん。
私のカメラにはこの人ばっかり写っている。
ずっと、一緒に食べていた。ははは。
もれなく奥さん付きで!きゃあ。



ウイーン南駅前のカフェレストランのマスター。五日間のウイーン滞在中三日間かよった。おかげでマスターは自分の家に遊びに来いと言ってきた。(私ひとりで!)さすがに、行かなかった。ははは。




ウイーンのフォルクスオパー横のカフェ。
怪しい男二人に振り回された日だった。
イタリア系日本人と京都系日本人。
いらちっしも(いらち、というのは関西弁でせっかちの事。〜ッシモってもはイタリア語の最上級をふざけて使っています)の二人は、お店を探す時も必ず、小走り・・・。しかも二人で違う方向を探し続ける。
私はどっちについて行ったらいいのやら・・・。どっちにも着いて行きたいわけではないけれど、なんせ外国、一人で行動するのは怖い。
必死でイタリア系についていった。
まあ、しかし、そのお陰で、大変美味しいオーストリア料理を食べる事ができた。



プラハ、カレル橋の上。
三文オペラの冒頭みたいな手回しオルガンのおじさんと!
恋人でもなんでもないが、とりあえずツーショットだったので。ははは。


そして、旅も最後の日。
やっぱり本来の旅の恋人、バリと、プラハの景色を見ながら・・・。
バリは本当に良い奴だった。
パレードに一緒にきてくれて、アコーディオンを担いで歩いてくれる。
小雨が降ってきたらジージャンの中に担いでくれる。

バスの運行、安全、に関しては、かなりな慎重なプロだった。

打ち上げの帰りのバスの中で、座からプレゼントであげた「ぼくたちのオペラハウス」のCDを流してくれた。
「歌も舞台もバスに詰め込んで・・・」
プラハの夜景を見ながら、涙が出た。


世界のすべての恋人達に多謝!!!
(注)恋人というのは私が言っているだけですので。関係者の方、すみません。
大石氏は海外が大好きと思われる。

朝も早うから散歩をし、夜遅くまで徘徊している。

そして、携帯電話でネットを開く。
阪神が勝ったかどうかを知る為に…。

結果、海外の携帯電話の使用に詳しい方はお気づきでしょう。その電話代金!!!!


私は携帯電話を、この日記を更新する事と、飲み屋に集まる連絡のみに使いました。結果15000円想定内でした。




ルーマニアの劇場の前の広場でピアニストの形にかりこまれている植木。と、ピアニカ大石。


衣装を半分だけ着てリハーサルの大石氏の姿。
緑のTシャツに衣装の黒ストイライプの半ズボンサスペンダー付き。
首には、タイガースのタオル。
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