たくさんのお客様、ご来場本当にありがとうございました。
また、来ていただけなかったお客様にも、いつか、この作品をお目にかけられるよう、精進いたします。
「ネズミの涙」パブリックシアターでの公演、終わってしまいました。
岡原真弓、一世一代の役「スズ」やらせていただきました。
公演が終わってもしばらく日記が書けなかったのは、感動が覚めず、放心状態で、ずっと寝たきりに・・・なれるわけないのが、こんにゃく座!!!!
公演の後は1日だけお休みがもらえましたが、あとは、会議、レッスン・・・。
ようやく、今、落ち着いて、ビバリーに着手できました。
とにかく、凄かった・・・。
2009年、1月3日から、毎日、毎日、やる事、考えることがいっぱいで、でも、とにかく鄭さんを信じて、愛して、走りつづけた日々だった。
なんでこんなにハードなのに楽しくいられたんだろう・・・。
鄭義信という人格は、本当にパワフルで、優しくて、怖くて、愛にあふれていて、着いて行かざるを得ない、着いて行ける人だった。
「ネズミの涙」という作品の登場人物は、みんなが精一杯生きていた。
こういう戯曲ってあるかなあ?そこに、作曲が付加されて、生ききるには中々ハードルが高いのだが、ひとつでもハードルを越えられると、爽快である。
私の演じた「スズ」という役は、あまりにハードルが高かったから、結局、爽快にはなれなかったが、この役を生きることが私のライフワークであると思える。
「スズ」は母親であるだけのたくましさではなく、世の中全体にむかってのたくましさを備えなければならない。
酷い世の中だけど、たくましく生きていく勇気を観客に与えなければならない。
みためよりずうううっと小さな肝っ玉な岡原には、この重責はすごいものだった。
しかし、やはり本番をやっていると、、お客様はなんだか演じている私より、よく理解してくださってるのではないかしら?なんてところがある。
つまり、鄭さんの戯曲、萩さんの作曲をまっすぐに表現すれば、それが必ず、通じるのである。自分の戯曲の読めなさ・・・が、ふがいない・・・。
精一杯どなりまくることでしか表現できなかった部分を、今後改善したいものだ・・・。
スズの台詞に
「何しけたつらしてんだよ!また旅にでなくちゃなんないんだよ、あんた!」
という台詞がある。
まさに、これである。
そして、
「門出はいつだって陽気にいくもんさ!さ!出発だ!」で終わる。
この言葉を本当にリアリティーを持って、こんにゃく座をすすめたいものだ。
明後日からゴーシュの稽古だ。
ほんとに・・・旅は続く・・・。
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- お疲れさん!!
みためよりずうううっと小さな肝っ玉な岡ちゃん!
そうだとしても
そうは見えないところがすごいというかおもしろい!
また名古屋に来てちょうよ!
(ていうか「ネズミ」も難民とかで「地元参加型」できるよね・・・)
そうだとしても
そうは見えないところがすごいというかおもしろい!
また名古屋に来てちょうよ!
(ていうか「ネズミ」も難民とかで「地元参加型」できるよね・・・)
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