「あーあーやっと」
「さてこれから」
という台詞が、オペラ変身にある。
私はこの美佐子(妹役)の台詞を聴くと、いつも涙してしまう。
「やっと」と思う事と「これから」と思う事はほとんど同時だ。
全場面を立体化して、そして、また初めから検討していく。
終曲の「出発」について、演出の元さんのたまう。
「まだ生きる努力が蝕まれていなかったあの時代に出発できていたら」
というセンテンスについて、
「努力ができなかったんじゃないんだよな、蝕まれていなかったんだよな、ここが味噌だよな」
そこから、出発の歌詞をどんなふうにして書いたかについて、沢山の話を聞いた。
そういえば、終曲についてこんなにゆっくり話を聴く事はない。
(つまり、終曲はいつも最後にできるから…初日が迫っていて(笑))
私は、わけもわからず涙が溢れた。
誰にでもある努力すれば夢が叶うという気持ちが色々な形で蝕まれていく…。
負けてはダメだ。
やっと稽古が終わった後のビールを変身の事だけを考えて楽しく呑む日がきた。
あーあー、やっと!
そして、
さてこれから!
新しい変身を仕上げて行くぞ(*^_^*)
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