稽古場を見学にきた制作が、素晴らしい井戸端会議である。
と、おっしゃった。
そう、今回の加藤演出は、20人のメンバーをリラックスさせ色々意見を言わせて、活気ある稽古場にしてくださっている。
この写真も加藤さんが装置の上に座って
「お前らよくこれに乗って動いてるなあ。俺だったら目が回るよ。」
あのお〜・・・いえいえ、あなたがお決めになったプランですがあ・・・(笑)
そして、加藤さんは
「そこの部分、自分たちでミュージシャンと合わせて研究しろ!」
楽器と台詞の入れ方を窓子演出助手と一緒に研究中な女子部。
そんな中、莫大な量の歌と台詞を常に猛烈な勢いで暗譜して、ひとりぶつぶつ言っている主人公八等官役の大石氏。
今回の大石さん、吾輩のくしゃみ先生以来のはまり役な気がする。
鼻を無くしたといって、むやみやたらに、色々な所に尋ねて、イライラして、ずっこけて・・・。
大変、チャーミングだ。
そんな音楽を支えてくださる、ピアノのミューズ真理子と、サックスのはやすういだあさん。
このお二人、師弟関係、あるいは、麻雀仲間らしい。こんにゃく座では初めての共演!ミューズのさりげないひっぱりに、ぴったりついて初合わせの時からバッチリ息が合っている。
今回の稽古場、凄く疲れるのに、凄く楽しく、笑いが絶えず、全員が忙しい。
全ての場面をコロスで作っているからかしら?
みんなで作るというのは、変身の時と似ているのだが、変身は家族の悩みやザムザの気持ちが全体をおおっていて、プラハの曇った感じだった。
今回の作品は奇妙奇天烈な事を悩まない。
普通、鼻が無くなったら悩むだろう!ってな所を、八等官なにがし君は必死に探しに行く。それも結構トンチンカンに。
今の日本だって奇妙奇天烈だ。それをぶっ飛ばす!ってな気分になる。
すっっごおおおおく、面白い!
しかし、今はまだ自分たちが面白いだけだから、なんとか、お客様にこの面白さが伝わるべく日々盛り上がる!
おまけ写真として、この前稽古場に遊びにきてくれたピアニストのあやっぺちゃん。スイカ?ってくらい大きなお腹になっていた。
鼻の本番中が予定日らしい。元気に産まれてきますように、わたくしがチュウしておきました。
(みんなは食べてると言っていたが。ははは。)
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