駅でばったり！

昨日は我々ピノッキオ組は朝6時40分に本厚木駅で集合！

あら？森組のとも、ひこ、ザッキーが混ざってる？
朝から観にきて手伝ってくれるのかしら？

えー？

なんと、森組の公演も最寄り駅が本厚木！駅を挟んで反対側！

同じような時間に集まり、仕込みをし、ツーステージやって…。

わあ！みんな頑張ってるなあ！

「じゃあ、帰りも待ち合わせしよう！」


などと言って別れた。

勿論帰りの時点では連絡をとる気力もなかった(笑)


さてピノッキオの本番は２日も空いたから（ずっと毎日やっていたので）調子が狂う。

しかも、関東は寒い。凄く寒い。

仕込みの間は誰も口をきかない。決して仲が悪いのではない。やる仕事が決まっていて、個人でできるから声を出して打ち合わせする必要がないのだ。

なんだか、身体の温度が全くあがらない。

あ！らんちゃんが差し入れてくれたドリンクがあるぞ！稽古前にくいっと呑んで…駄目だこれでも…まだ…寒い。

本番が始まる前、絶望的な気分になる。

「本番やれるかなあ？」

しかし！

そうなんです。我々には凄いエネルギーのお客様が待っていてくれるのです。

この日は観客が多いので舞台の上での公演。
声が届くかしら？とか心配していたら全く問題なく、細かい所までよく見えるからか、いちいちクスクスっと可愛らしい反応が聞こえる。

挙げ句の果てには、支援学級の男の子が、ピノッキオがお化けに木に吊される所で、猛然と走り出てきて拳を振りかざして怒っている！

ピノッキオ君を助けようとお化けをやっつけにきたんだね！


彼はピノッキオが太鼓作り職人に海に投げ込まれた所も、また助けようとやってきた。

彼にとって、お化けと太鼓職人をやっている私は最大の敵なんだろうなあ…やっつけたいんだろうなあ…！

ウシシシシー(笑)


こんな風に気持ちを素直に表す彼は、いわゆるお行儀よく見れないというレッテルをはられるだろう。
けれど、お爺さんとピノッキオが再会するところは息をのんで見てくれた！
彼の物語に入り込んできてくれているエネルギーはやってる側の温度を上げてくれる！

はい！
元気にワンステージ乗り切りました。

そして、そのままツーステージ目も終わり、バラシになると…。


ついにバラシまで誰も口をきかなくなった。決して喧嘩しているわけではない、怒ってるわけではない。

黙々と片付け。静か～に帰って行く。

自宅に戻り１人で晩御飯を食べてる最中に…眠ってしまった。

翌朝はちょっと遅い。5時起きでいい(笑)

さあ！
今日はついに千秋楽だ！
気負わず、元気に楽しくやったるでぇー！