三班に別れて旅公演をしていると、その組の情報を座日記で知る事が多い。
他の組は余暇を楽しそうに遊んでいるのね・・・いいなあ・・・私のいるゴーシュ
組なんて、毎日、朝から公演、バラシ、弁当、バス移動、次の劇場で仕込み、弁当、ホテル、就寝・・・。
なんて思っていたら、ゴーシュ組の日記、めちゃめちゃ楽しそうやん。
そうなんです。
こんにゃく座の人たちって、物凄い隙間にめちゃくちゃ楽しみ、そして、かつ、よく食べる!!!
かつて、新劇の演出家にぎょっとされたものです。
「君たち、よく稽古場で飯が食えるね・・・うちの女優は食べないよ」
と、いう事で、私達だってすごく仕事をやっているんだ!という記事をば。
仕込みの初めのほう、もちろん、決して日の丸を揚げる作業をしているわけではありません。
ゴーシュ井村君と、ねずみのおっかさん大石さんと、新人いっきーで三角形にバトンを結び、電球をつけております。
かっこう美佐子は汗だくになりながらアイロンをかけておられます。
こちらはプロの照明家おっきー!
まだお若いのにチーフとして活躍。朝ごはんはいつも寝坊して食べられないほど、活躍してます。
はい!ちゃあああんと日の丸はかくして、いったん装置を全部組み立てて、照明をチェックしていきます。
狸の仔チャミと猫うるおが照明部。
この部が一番仕事が大変。
どどおおおおおんと、こんなに広い劇場でもやってしまいます。
ここは、福島文化センター!劇場キャパ1943人。実際の観客は1302人!
おぞろじいいいいいい。
翌朝8時に劇場にはいり準備。
いつも一番早く準備を整えるゴーシュ君。
ギリギリまで弟子まどかと前説の稽古をしているねずみのおっかさん。
準備力が早い岡原は前説をきくためにジャージ姿で客席に潜入。
きたきたきた、岡原の好物、小学生たち!
そして、さすがに本番中は写真はとれませんので時はすすみ・・・・。
終演後すぐバラシをしてお弁当を食べたら、すぐバスで次の場所に向う。
出発して10分ほどでほぼ全員、この状態になる。
私は、神経質なせいか(嘘)バスでは眠れない。
そんな毎日を過ごしていたある日の本番中・・・。
いくら世の中サッカーで騒いでるからって、顔にペインティングしているわけではありません・・・。
なななななんと、本番冒頭、装置を組み立てるシーンがあるのですが、地絣のふちに靴をひっかけ平台を持ったまま前のめりに・・・顔からこけたのです!
幸い(?)ほっぺたの打撲。
どどおおおおん!すざまじい音が鳴り響き、小学生、大爆笑!
って吉本じゃないんだから!!
その時は恐るべし痛みでしたが、とにかく続けにゃあならんので、何食わぬ顔をして続けます。
舞台が組み上がり、いよいよ音楽がはじまります。
しかも、1場は私が楽長役でほとんど一人で歌うシーン。
しかも、楽長はゴーシュ君に
「困るよ、しっかりしてくれないとねえ」
とか言って叱る・・・。
ほっぺたが物凄い痛いけど自分の顔がどうなっているのか鏡でみる暇はない。
触ってみるととりあえず血がだらだらと流れているわけではなさそうだ。
まあ、声には関係ないから、いつも通りに歌うが、もしも、ほっぺたが物凄く腫れていたら、おかしな顔になっていて、お客様が笑ってしまうのではないだろうか・・・と、思うと自分で笑けてくる。
なんとか3場までいって、かっこうとゴーシュ以外は楽屋に戻るシーンがあり、裏方も全員集まってくれて、氷だのマキロンだの色々用意してくれていた。
しかし、その時はビミューにすり切れた所から血が出ていて、すこおし腫れてる程度。
すぐに舞台にでないといけないので、とにかく消毒して冷やして、舞台に戻り、本番終了。
どんどん本番中にほっぺたが赤くなっていくのをみた大石さんが、
「かわいそうだけど、可笑しくて笑って歌えなくなってしまった」
などと言う。
そして、バラシまでゴーシュ君はこの事を知らなかった・・・。
「どうしたの?・・・って言うか目の下が青くなってきている・・・。」
と言って吹き出す。
そして次の仕込みが終わる頃、新人いっきーが、すごく心配そうに
「青い部分が広がってきましたよ・・・。」
しばし慈愛に満ちた悲しそうな目で私を見つめ・・・。
「四角でかこったら・・・国旗ですね・・・・。」
ふぃ〜〜〜〜〜ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。
そして、この顔はもっと凄い状態になるのでした・・・・。
つづく。
他の組は余暇を楽しそうに遊んでいるのね・・・いいなあ・・・私のいるゴーシュ
組なんて、毎日、朝から公演、バラシ、弁当、バス移動、次の劇場で仕込み、弁当、ホテル、就寝・・・。
なんて思っていたら、ゴーシュ組の日記、めちゃめちゃ楽しそうやん。
そうなんです。
こんにゃく座の人たちって、物凄い隙間にめちゃくちゃ楽しみ、そして、かつ、よく食べる!!!
かつて、新劇の演出家にぎょっとされたものです。
「君たち、よく稽古場で飯が食えるね・・・うちの女優は食べないよ」
と、いう事で、私達だってすごく仕事をやっているんだ!という記事をば。
仕込みの初めのほう、もちろん、決して日の丸を揚げる作業をしているわけではありません。
ゴーシュ井村君と、ねずみのおっかさん大石さんと、新人いっきーで三角形にバトンを結び、電球をつけております。
かっこう美佐子は汗だくになりながらアイロンをかけておられます。
こちらはプロの照明家おっきー!
まだお若いのにチーフとして活躍。朝ごはんはいつも寝坊して食べられないほど、活躍してます。
はい!ちゃあああんと日の丸はかくして、いったん装置を全部組み立てて、照明をチェックしていきます。
狸の仔チャミと猫うるおが照明部。
この部が一番仕事が大変。
どどおおおおおんと、こんなに広い劇場でもやってしまいます。
ここは、福島文化センター!劇場キャパ1943人。実際の観客は1302人!
おぞろじいいいいいい。
翌朝8時に劇場にはいり準備。
いつも一番早く準備を整えるゴーシュ君。
ギリギリまで弟子まどかと前説の稽古をしているねずみのおっかさん。
準備力が早い岡原は前説をきくためにジャージ姿で客席に潜入。
きたきたきた、岡原の好物、小学生たち!
そして、さすがに本番中は写真はとれませんので時はすすみ・・・・。
終演後すぐバラシをしてお弁当を食べたら、すぐバスで次の場所に向う。
出発して10分ほどでほぼ全員、この状態になる。
私は、神経質なせいか(嘘)バスでは眠れない。
そんな毎日を過ごしていたある日の本番中・・・。
いくら世の中サッカーで騒いでるからって、顔にペインティングしているわけではありません・・・。
なななななんと、本番冒頭、装置を組み立てるシーンがあるのですが、地絣のふちに靴をひっかけ平台を持ったまま前のめりに・・・顔からこけたのです!
幸い(?)ほっぺたの打撲。
どどおおおおん!すざまじい音が鳴り響き、小学生、大爆笑!
って吉本じゃないんだから!!
その時は恐るべし痛みでしたが、とにかく続けにゃあならんので、何食わぬ顔をして続けます。
舞台が組み上がり、いよいよ音楽がはじまります。
しかも、1場は私が楽長役でほとんど一人で歌うシーン。
しかも、楽長はゴーシュ君に
「困るよ、しっかりしてくれないとねえ」
とか言って叱る・・・。
ほっぺたが物凄い痛いけど自分の顔がどうなっているのか鏡でみる暇はない。
触ってみるととりあえず血がだらだらと流れているわけではなさそうだ。
まあ、声には関係ないから、いつも通りに歌うが、もしも、ほっぺたが物凄く腫れていたら、おかしな顔になっていて、お客様が笑ってしまうのではないだろうか・・・と、思うと自分で笑けてくる。
なんとか3場までいって、かっこうとゴーシュ以外は楽屋に戻るシーンがあり、裏方も全員集まってくれて、氷だのマキロンだの色々用意してくれていた。
しかし、その時はビミューにすり切れた所から血が出ていて、すこおし腫れてる程度。
すぐに舞台にでないといけないので、とにかく消毒して冷やして、舞台に戻り、本番終了。
どんどん本番中にほっぺたが赤くなっていくのをみた大石さんが、
「かわいそうだけど、可笑しくて笑って歌えなくなってしまった」
などと言う。
そして、バラシまでゴーシュ君はこの事を知らなかった・・・。
「どうしたの?・・・って言うか目の下が青くなってきている・・・。」
と言って吹き出す。
そして次の仕込みが終わる頃、新人いっきーが、すごく心配そうに
「青い部分が広がってきましたよ・・・。」
しばし慈愛に満ちた悲しそうな目で私を見つめ・・・。
「四角でかこったら・・・国旗ですね・・・・。」
ふぃ〜〜〜〜〜ふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜。
そして、この顔はもっと凄い状態になるのでした・・・・。
つづく。
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