本公演をやって、すぐにこんなに長い旅に出るというのは、もしかして初めてかも?
「ロはロボットのロ」新演出の公演は池袋から始まり、首都圏を回り、福島に行った。
池袋では!
演出の鄭さんが、テトの髪の毛を切るところからはじまった。
池袋でのこんにゃく座主催公演では、16年前の初演の時、子供がテトくらいだった方々、自分がテトくらいだった方々、初演を見逃した方々、色々な熱いファンの方々に見ていただいた。もちろん、初めてみる方々もたくさんいらした。
ママモンローがテトを旅に送り出す所ではテトくらいの子供連れのお母さんが泣いている。ママモンローの涙も増す。
首都圏ツアーでは、伝説の「ロはロボットのロ」に対する熱烈歓迎が凄かった。
この作品って本当に親子で見るのにいい作品だなあ、と、つくづく。
思い返せば、初演の時に演出助手をやって、全国の親子劇場をマネージャーとして回って、客席でお客様と一緒に笑って、泣いたなあ。
その頃から応援してくださっている主催の担当の方が、こんにゃく座を見たこともない若い担当の方に代わっていて、わあ、引き継がれているなあなんて感動する。
そして、福島の小学生を集めての公演。
福島文化センターが主催になって、色々なホールで、福島圏内の小学生を集めて観賞してもらう。
この事業は2005年に「森は生きている」2010年に「セロ弾きのゴーシュ」で廻った。
私はゴーシュで参加したのだが、その翌年に震災で、なんとも心が痛んだ。楢葉も双葉も廻ったのだった。
今回、また、この事業にこさせてもらえて、あの時の1年生が6年生という計算になる。
あの時にいたどのくらいの子供が、福島に残っているのだろうか?今、どんな状態なのだろうか?火事のシーンは大丈夫だろうか?テトが死んじゃう所は大丈夫だろうか?
行く前に色々な事を考えていた。
そして、本番での反応は…。
とても素朴で、聞くところは聞く、笑うところはバカウケ!
魔女がお尻をペンペンやられたら拍手喝采!テトがココのほっぺたを触る所は恥ずかしくてザワザワするし。
鄭さんが旅に出る前に言った
「子供はこっちが手を抜くと見透かすからね!そして物凄いエネルギーを持ってるから、それ以上のエネルギーで立ち向かわなきゃ駄目だよ!」
その言葉を胸にみんな必死でやった。
舞台と客席、とてもいい関係になった!
小学生だけで見てもらうのって、本当に面白い!
きっと、隣の席に親がいると、子供はちょっとおしゃまになるのだろう。子供が隣の時はギャハハなのだ。
鄭さんの作り方は基本的に大人が笑うギャグをいれる。子供だけだとキョトンとなる事が多いのだが、今回の演出はかなり、ほとんど、子供に通じた。
魔女が台に乗って「飛んでる飛んでる」というシーンなどは、「いや、それ、飛んでないでしょ!」って感じの大ブーイングで、ある意味バカウケである。
唯一、笑いにならなかったのが、
「皆のものは忙しそうなので、王様だけど私が運ぼう!」
という台詞。
これは、大人が見ている公演では、王様役の泉が細身で可愛らしいので、テトを抱えあげるのがとても大変そうで、女性客のハートを掴み、爆笑、拍手喝采!だったのだが…。
小学生にとっては、大きなお兄さんなのだろう、大変そうには見えない。
私は悪知恵を吹き込んだ。
台詞のあとに「拍手!」と言ったら、まあ、なんと素直なお子たち!拍手喝采だった。
5年毎に呼んでくださってるこの事業だが、2020年、どうなるだろう?
そして、その頃の福島はどうなってるんだろう?
相馬の町は閑散としていた。
福島テレビでは「風評被害をなくしましょう」と連呼。
でもね、私たちの目にはわからない所で、復興は進んでないらしい。
因みに、ここに載せている写真はほとんど姫田蘭さまの撮影です。蘭さんは、わたくしを素晴らしく魅力的に写してくださるのです。
「ロはロボットのロ」新演出の公演は池袋から始まり、首都圏を回り、福島に行った。
池袋では!
演出の鄭さんが、テトの髪の毛を切るところからはじまった。
池袋でのこんにゃく座主催公演では、16年前の初演の時、子供がテトくらいだった方々、自分がテトくらいだった方々、初演を見逃した方々、色々な熱いファンの方々に見ていただいた。もちろん、初めてみる方々もたくさんいらした。
ママモンローがテトを旅に送り出す所ではテトくらいの子供連れのお母さんが泣いている。ママモンローの涙も増す。
首都圏ツアーでは、伝説の「ロはロボットのロ」に対する熱烈歓迎が凄かった。
この作品って本当に親子で見るのにいい作品だなあ、と、つくづく。
思い返せば、初演の時に演出助手をやって、全国の親子劇場をマネージャーとして回って、客席でお客様と一緒に笑って、泣いたなあ。
その頃から応援してくださっている主催の担当の方が、こんにゃく座を見たこともない若い担当の方に代わっていて、わあ、引き継がれているなあなんて感動する。
そして、福島の小学生を集めての公演。
福島文化センターが主催になって、色々なホールで、福島圏内の小学生を集めて観賞してもらう。
この事業は2005年に「森は生きている」2010年に「セロ弾きのゴーシュ」で廻った。
私はゴーシュで参加したのだが、その翌年に震災で、なんとも心が痛んだ。楢葉も双葉も廻ったのだった。
今回、また、この事業にこさせてもらえて、あの時の1年生が6年生という計算になる。
あの時にいたどのくらいの子供が、福島に残っているのだろうか?今、どんな状態なのだろうか?火事のシーンは大丈夫だろうか?テトが死んじゃう所は大丈夫だろうか?
行く前に色々な事を考えていた。
そして、本番での反応は…。
とても素朴で、聞くところは聞く、笑うところはバカウケ!
魔女がお尻をペンペンやられたら拍手喝采!テトがココのほっぺたを触る所は恥ずかしくてザワザワするし。
鄭さんが旅に出る前に言った
「子供はこっちが手を抜くと見透かすからね!そして物凄いエネルギーを持ってるから、それ以上のエネルギーで立ち向かわなきゃ駄目だよ!」
その言葉を胸にみんな必死でやった。
舞台と客席、とてもいい関係になった!
小学生だけで見てもらうのって、本当に面白い!
きっと、隣の席に親がいると、子供はちょっとおしゃまになるのだろう。子供が隣の時はギャハハなのだ。
鄭さんの作り方は基本的に大人が笑うギャグをいれる。子供だけだとキョトンとなる事が多いのだが、今回の演出はかなり、ほとんど、子供に通じた。
魔女が台に乗って「飛んでる飛んでる」というシーンなどは、「いや、それ、飛んでないでしょ!」って感じの大ブーイングで、ある意味バカウケである。
唯一、笑いにならなかったのが、
「皆のものは忙しそうなので、王様だけど私が運ぼう!」
という台詞。
これは、大人が見ている公演では、王様役の泉が細身で可愛らしいので、テトを抱えあげるのがとても大変そうで、女性客のハートを掴み、爆笑、拍手喝采!だったのだが…。
小学生にとっては、大きなお兄さんなのだろう、大変そうには見えない。
私は悪知恵を吹き込んだ。
台詞のあとに「拍手!」と言ったら、まあ、なんと素直なお子たち!拍手喝采だった。
5年毎に呼んでくださってるこの事業だが、2020年、どうなるだろう?
そして、その頃の福島はどうなってるんだろう?
相馬の町は閑散としていた。
福島テレビでは「風評被害をなくしましょう」と連呼。
でもね、私たちの目にはわからない所で、復興は進んでないらしい。
因みに、ここに載せている写真はほとんど姫田蘭さまの撮影です。蘭さんは、わたくしを素晴らしく魅力的に写してくださるのです。
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