小田急電車にのったら、あら?見た事ある写真が車内広告に。
そうなんです。
「川崎・しんゆり芸術祭」に参加するとこういう広告が電車にのせてもらえるんだなあなどと、つくづく思ってしまった。
電車の広告なんて物凄く高いから、特した気分になった。
「ネズミの涙」はじめての旅公演。
この作品、一昨年に西組と東組で完全ダブルキャストで公演した・・・。
正確にいうと本公演スペシャルとか言って、どちらの組でも全員出ていたのだが・・・。
今回の旅は諸事情により、西組がベースで、その中に東組の何人かがはいりこむ。
かくいう私は「セロ弾きのゴーシュ」の組なので、ネズミにはでられない。
この事を舞台監督は
「初演女優」
と、呼ぶ。
そういえば「まげもん」の時も「どんぐり」の時も「フィガロ」の時も初旅には行っていない。
ある照明家は言う。
「岡原さん旅に連れてくと暴れるからでしょお!」
まあ、それはともかく、このネズミの初旅にむけての稽古がすでに始まっていて、私はゴーシュの稽古が始まるまでネズミの思い出し稽古をしきっていた。
もう、本当に、苦しい作品である。
嫌になっちゃうくらい悲しい。
だって、息子も娘も死んじゃうんですよ!
今までふにゃふにゃしていたおっとおが
「わしらには息子も娘もいなかったんだ」
なんて言って踏ん張るんですよ。
もおおおおおおお!
なんて作家だろう!
もちろん、それを乗り越えて生きて行く話のたくましさが人々に感動を与えられるのだが・・・。
感情移入して見てしまうと、心臓が痛くなって稽古にならないくので、終始楽譜を見てのチェックだけにしておいた。
こんな思いを演出席の人たちはしていたんだなと、しみじみ・・・。
でも、本当にこの作品はこんにゃく座にあっている。
私たちもたくさんの悲しみを結構笑って吹き飛ばして、不安いっぱいの道のりを旅を続けているのだから・・・。
ああ、考えるだけで泣けてきた。
さあ!明日からはゴーシュの稽古のはじまり!
こちらはこちらで新しいキャストで爽やかにはじまる予定!
「よだかの星」チームもすでに始まり、いい感じで進んでいる。
「しけたつらしてんじゃないよ!明日からまた旅にでなくちゃなんないんだよ!」
息子が死んだあとにおっかあが言う台詞!座右の銘だ!
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